喪主をつとめる前に知っておきたい家族葬の日程と注意すべき点とは?

家族葬

大切な人との永遠の別れでは、予期せぬ場合もあれば、覚悟を決めている場合もあるでしょう。

本記事では一般的な葬儀と変わらないほど知られてきている家族葬について、その日程と執り行なうときの注意点を解説しています。
喪主をつとめる可能性が高い場合はぜひ、参考にしてください。

逝去後三日~五日が一般的な家族葬の日程を解説

昨今主流になってきている家族葬は、家族・親族のみの参列で、規模も多くて30名程度の葬儀スタイルです。
家族葬の日程は亡くなった翌日にお通夜、翌々日に葬儀・告別式といった三日〜五日で執り行ないます。一般的な葬儀とさほど違いはありません。
しかし、亡くなった時間帯や遠縁の親族への配慮、火葬場の空き状況といった事情によっては、葬儀の日程が先送りになることもあります。
地域や宗教によって違いがありますが、仏式での家族葬の日程は下記のとおりです。

【一日目】
・ご臨終・ご遺体の搬送(自宅または斎場に安置)
・死亡診断書の受け取り
・葬儀社への連絡
・喪主の決定
・葬儀の打ち合わせ・準備
・親族への連絡
・菩提寺への連絡
・近隣の親族の通夜見舞いへの対応

【二日目】
・納棺
・お通夜
・通夜ぶるまい
・棺守り

【三日目】
・出棺
・葬儀・告別式
・火葬・お骨あげ
・繰りあげ初七日の法要
・精進落とし

家族葬を行なううえでの重要点は、葬儀社に連絡して葬儀の打ち合わせをすることです。
打ち合わせで決める内容は下記のとおりです。

・葬儀の日時と場所を決定する
・葬儀のプランと参列人数
・遺影
・葬儀の予算

生前から葬儀の準備や終活を進めておくと、残された家族が迅速な対応を取ることが可能になります。

家族葬の日程で注意すべき点とは?

地域によっても異なりますが、家族葬の日程に関する注意点は大きく分けて4つです。


①家族や親族の都合を踏まえて葬儀の日程を相談する
②菩提寺の都合を確認する
③火葬場・葬祭場の空き状況を確認する
④現金を準備しておく

詳しく見ていきます。

①家族や親族の都合を踏まえて葬儀の日程を相談する
ごく身近な親族・家族のみの参列になるのが家族葬です。遠方に住んでいてすぐにかけつけられない親族がいる場合は、葬儀の日程を相談しておきましょう。

②菩提寺の都合を確認する
代々お付き合いがある菩提寺に葬儀の日程を伝え、住職の都合を確認します。菩提寺が遠方にあるときは近くの同じ宗派の寺院を紹介される場合もあるでしょう。

③火葬場・葬祭場の都合を確認する
亡くなって24時間以内は火葬してはならないと決まっています。そのため、火葬場・葬祭場の空き状況に注意しなければなりません。
住んでいる地域の火葬場で希望の日にちで予約ができないときは、近隣の火葬場や公営・民間の火葬場の空き状況も確認する必要があります。

④現金を準備しておく
亡くなった直後よりも危篤状態での準備です。金融機関に亡くなった情報が伝わると口座が凍結されてしまい、預貯金をおろせなくなってしまいます。
したがって、葬儀代や入院費などあらかじめ必要な金額をおろしておくことが必要です。

まとめ

家族葬をする際は、日程に注意しましょう。

短時間で重大な内容を決定するのが葬儀です。家族葬は一般的な葬儀に比べると参列者が限られているため、故人と最後のときを過ごせます。

悔いが残らない故人の最後の旅支度を整えましょう。

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